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  • 2023/03/13
  • エイジング

紫外線の知られざる恐ろしさとは?!

こんにちは、
ドクターRe9石川です。
今回は色々なブログを書き始めてから
何度も何度もしつこいほどお伝えしている

紫外線について今回は
しっかりと深堀して
お伝えしていきたいと思います。


まずは、そもそもなぜ紫外線が
そんなに悪いのか?というと…

ひとくちに紫外線といっても、
波長によって性質が異なることから、
UV-AUV-B
大きく2つに分類できます!


波長が異なるUV-AUV-Bでは、
届く深さや肌への作用にも違いがあります。
私達の生活と関わりが深い2つを
ご紹介していきますね!

UV-Bとは?


画像右側UV-Bは波長が短く
お肌の「表皮」に影響を与えます。
このUV-Bがシミ(日焼け)
の原因になるのは有名ですが、
それだけではなく、「ニキビ」や
「毛穴」の原因にもなるんです。


UV-Bは、皮脂をつくる
「皮脂腺細胞」という部分を刺激して、
「過剰な皮脂」を作ってしまいます。
そして、過剰な皮脂にアクネ菌が集まり、
炎症を引き起こしてニキビになってしまいます。

また、UV-Bは皮脂を
「酸化」させて黒くしてしまいます。

これが毛穴に詰まった状態だと、
毛穴が黒く目立ってしまい
メラニン毛穴へとなってしまうのです。


つまりUV-Bは、
シミ
ニキビ
毛穴の原因になってしまいます!

▼UV-Aとは?


波長が長くどちらかと言うと、
お肌の「真皮」に影響を及ぼします。
このUV-Aは真皮に存在する
コラーゲンやエラスチンなどの
「構造を破壊」してしまいます。


恐ろしいですよね!


真皮の構造が崩れてしまうと、
皮膚の重みを支えきれずに、
その部分が凹んだり、
下にずり落ちてしまいます。


つまりUV-Aは、
シワ
たるみの原因になってしまいます!


以上のことから、
紫外線は「全ての肌トラブルの原因
になってしまう事をご理解いただけたかと思います。

私も冬より夏の方が好きな位
天気がいい日が大好きなのですが
この影響を知ってしまったら
対策せずにはいられません…!

しかし紫外線には「良い働き」もあります。
それは、皮膚を殺菌したり、
体内でのビタミンDの合成を促して
骨を強くしたりしてくれます。

でもお肌の事を考えると
昨今はサプリや食品で取る事も
出来るのでやはり、
紫外線に当たるのは控えたいですね!

ここからは紫外線から肌を守るためには?

■日焼け止めを塗る
■日傘をさす、帽子を被る
■肌の露出を抑えた衣服にする
(長袖、スカーフなど)
■黒っぽい衣服にする
(衣類からの紫外線反射を防ぐ)などです。

なかでも手軽にできるのが
日焼け止めを塗る事ですよね!


日焼け止めを毎日欠かさず塗っている方と、
塗っていない方では、5年後、10年後のお肌で
目に見えるほどの差がついてしまいます。


是非、日焼け止めは「洗顔」や
「保湿」と同じように、
毎朝の習慣にしましょう。


そして今回は予防に加え
是非紫外線によるダメージに
取り入れて頂きたい成分の
ご紹介を致します!

▶グルタチオン


グルタチオンとは
・グルタミン酸、
・システイン
・グリシン

という3つのアミノ酸が連なったペプチドです。


➡ペプチドとは、アミノ酸が
複数結合した成分の事で
肌にハリやツヤを与える
美容効果があるとされています。

▶グルタチオンの抗酸化作用


体内では、生きるために必要な
エネルギーを生み出しますが、
そのエネルギー代謝の副産物として
活性酸素が発生します。

この活性酸素はウイルスや
細菌を攻撃してくれる為
ヒトには必要なものですが、
活性酸素が多すぎる
正常な細胞も攻撃してしまいます。

これが老化につながります。
この老化を防止するには、
活性酸素を還元して
元の問題のない状態に戻す
抗酸化の働きが有効です。


グルタチオンは活性酸素への
抗酸化作用がありますので、
活性酸素の増加を抑えてくれます。


つまり、グルタチオンが「老化現象」から
体を守ってくれるんです!
とても有難い作用ですよね!

さらに、紫外線にあたると
肌の奥にあるシミをつくりだす細胞
(メラノサイト)が活性化してしまいます。

しかし、グルタチオンはメラノサイトの働きも
阻害する効果があるため、
シミ・そばかす・黒ずみ等の産生を
抑える事にも期待できますよ!


クリニックではこの美白作用に注目し、
美容施術としてグルタチオンの点滴療法
(白玉点滴という人気の美白施術に使われる
主成分がグルタチオンです)が行われています。

予防を徹底して頂きたいですが
やむおえず紫外線を浴びてしまったら
グルタチオン!オススメですので
是非、取り入れてみてくださいね!