- 2023/04/18
- ニキビ・ニキビ跡毛穴
クレーター治療~クリニック編~
月面の様なボコボコとした
クレーター肌に悩んでいる方は必ず一度は、
「レーザー治療したら良くなるかな。」
なんて、思ったことがあるのではないでしょうか。
レーザーと一言でいっても種類があります。
リスクももちろんありますので
今回はレーザー治療についてお話させていただきます。
◆フラクセルレーザー
レーザーで、お肌の表面に0.1mm程度の小さな穴を
無数に開けて皮膚細胞の入れ替えを行う治療法です。
レーザーにて意図的にダメージを与えて
再生能力を高めてターンオーバーを早急に促します。
フラクセルには2種類の波長があり、
1927nmの波長は、
お肌表面のトラブルを解消する
”美肌治療”に特化した照射方法です。
しわ、くすみ、小じわ、お肌のごわつきなどといった
肌表面のケア、軽度のニキビ跡と毛穴の開きにも有効です。
1550nmの波長は、
レーザーが真皮まで照射して
クレーター状のニキビ跡を治療し、
レーザーの熱エネルギーによって、
ダメージを受けた肌細胞は細胞分裂が活発化し、
”コラーゲンの生成”を促します。
コラーゲンの生成が促される事によって
クレーター上に窪んでいたところが、
ふっくらと盛り上がってくるのです。
また症状によって深さ(エネルギーレベル)と
肌の入れ替え率(トリーメントレベル)も調節出来ます。
エネルギーレベルは4~70mjまであり、
25~70mjではニキビ跡の治療をする事ができます。
トリートメントレベルも5%~48%まで
調節する事が出来ますが、
入れ替え率が上がるほど、赤らみや痛みも大きくなり
ダウンタイムも長くなるので、注意が必要です。
◆フォトフェイシャル
顔面全体に光を照射する光治療です。
光の照射によって、
コラーゲンやエラスチンの生成を促します。
コラーゲンやエラスチンは、
肌のハリや弾力の元となっている成分なので、
生成を促す事で弾力アップは期待できますが、
クレーターへの効果は薄いですが、
シミくすみ改善し透明感のある明るい肌へと
導く事が期待できます。
◆ヤグレーザー
照射されると水分に反応して皮膚組織を蒸発させます。
反射作用によって皮膚表面の古い角質が剥がれやすくなります。
お肌の新陳代謝を正常に戻す効果があり、
お肌の深部までレーザーが届きます。
ヤグレーザーには2種類あり
ネオジムヤグレーザーと
エルビウムヤグレーザーがあります。
ネオジムヤグレーザーは、
532nmと1064nmの波長があり
肌の浅い層のシミそばかすや
深い層の入れ墨まで治療する事が出来ます。
エルビウムヤグレーザーは、
2940mnの波長でクレーターなどの重度の
ニキビ跡の治療ができ真皮にピンポイントで届きます。
◆ピーリング
・ケミカルピーリング
皮膚に酸性の薬剤を塗り角質を溶かして
剥がしやすくし、ターンオーバーを高めます。
・カーボンピーリング
超微粒子のカーボンを皮膚に塗って
赤外線レーザーを照射し、
古い角質や毛穴の汚れを燃焼させます。
・ダイヤモンドピーリング
ダイヤモンドの微粒子が付着したソフトスポンジで
皮膚の表面を研磨します。
・クリスタルピーリング
参加アルミニウムの微粒子を
肌に高圧で吹き付け角質を削ります。
ピーリングは、どれも
肌の表面の角質を取り除きますが、
真皮に到達したクレーターには期待ができません。
◆ダーマローラー
細かい針が付いたローラーをお肌の上で転がして
皮膚に小さな穴をあけてその穴を修復する事によって、
お肌の再生を促す治療法です。
シミ、しわ、クレーターなどのお肌トラブルに有効です。
様々な、クレーター治療をご紹介しましたが
例えこれらでお肌が綺麗になったとしても、
欠かせないのが基礎化粧品です。
またこちらには書ききれなかったダウンタイムなどの
デメリットもあるのでクレーター治療を受けられる際は、
しっかりとまずはカウンセリングを受け
自身のお悩みや生活スタイルなどにあったものを
選択して下さいね。