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  • 2022/12/02
  • ニキビ・ニキビ跡

強力な酸化作用でニキビ治療


ニキビやニキビ跡で悩んで
様々なニキビケア商品、
そしてサプリなどを活用した経験はございますか?

今回はお薬についてお話しいたします。




皮膚科で処方されるお薬の効果


ニキビに効くお薬は
色々あります。

皮膚科でもらうものであれば
下記が多いと思います。

・ダラシン

→アクネ菌やブドウ球菌属への
殺菌作用があるお薬です。
ゲルタイプとローションタイプがあります。


・アクアチムクリーム

→ダラシンと同じくアクネ菌やブドウ球菌属への殺菌作用があるお薬です。


・リンデロン

→ニキビ治療で処方する場合もありますがニキビの保険適用のお薬ではないようです。


ステロイドのお薬なので、炎症は抑える働きはありますが、皮脂分泌を促進しニキビの炎症のスイッチを押してしまう働きがあります。


つまりニキビを作り、悪化させてしまうというニキビの悪循環が始まってしまうらしく一時的なニキビの炎症は抑えても根本的な解決にはならない為処方する病院は、お医者様の診断次第という事になります。


アトピーや接触性皮膚炎の治療には用いられる事もあります。


・ゲンタシン

→抗生物質のお薬で擦り傷や切り傷、
細菌性皮膚炎やおできの治療の際に
用いることがあります。


ゲンタシンでは、本質的な
ニキビ治療にはならず、
あくまでも補助療法といえます。


と、これ以外でも沢山
お薬やサプリはあるものの
ありすぎて迷ってしまいますよね。


続いては、オススメの海外のお薬を
ご紹介したいと思います。




ニキビ治療に効果がある海外のお薬



紹介するお薬は
活性酸素を除去するもので
ニキビ治療に高い治療効果があると
言われているものです。

名前は『ペピオゲル』と言います。

2015年の発売開始時から
処方される機会が多い薬ですが、
乾燥やヒリヒリするといった
副作用が多くみられるのも
特徴なのですが、副作用は
しっかりと対策すれば
最小限に抑えることが可能です。

ベピオゲルは、「過酸化ベンゾイル」を
有効成分とする、ゲル状の外用薬で
顔以外のニキビにも使用できます。


過酸化ベンゾイルを英語では
「Benzoyl Peroxide」、略して
「BPO」と呼び、商品名から
有効成分を連想できるように
「ベビオ(BEPIO)」と
名付けられたそうです。


◇過酸化ベンゾイルがもたらす2つの作用


過酸化ベンゾイルは、
2つの作用によってニキビに
アプローチします。


■強力な酸化作用

酸素は人にとって、生きている
動植物も含めとっても大事になものですが
実は毒性が高い物質なのをご存知ですか?


酸素は生体内で「フリーラジカル」と
呼ばれる活性酸素になり、DNAを損傷したり、
タンパク質や脂肪を変性させる
働きを持っています。


体内ではこのフリーラジカルを
無毒化する酵素を持っているため、
ほとんど影響はありません。


しかし、アクネ菌には
その酵素が存在していないため、
ダイレクトにフリーラジカルの影響を受けてしまい、
生存できなくなってしまいます。


酸化作用とは、簡単に言うと酸素を
与えるという事なので、アクネ菌には
有効になるという結果が得られるのです。


■角層剥離作用

漢字で書くと難しいですが
角層剥離作用とは、ピーリングと
同じ作用です。


過酸化ベンゾイルには
皮膚の角層を剥離させ、毛穴の詰まりを
取り除く作用もあるので
新たなニキビの発生を
抑制する効果も持っています。


◇一般的な抗菌薬の問題

一般的な抗菌薬には
「薬剤耐性菌」の問題があります。


抗菌薬は有効成分が細菌の細胞壁や
タンパク質合成酵素の働きを抑制することで
抗菌作用を発揮します。


しかし、長い期間同じ抗菌薬を使い続けると、
細菌は自己のDNAを改変し、その薬に対して
耐性を持つ細菌に変わってしまう
事があり、この細菌を「薬剤耐性菌」と
呼びます。


薬剤耐性菌になってしまうと、
抗菌薬が効きにくくなるので
治療が難しくなり従来のニキビ治療では
長期間の抗菌薬の使用は
出来なかったようです。



長期間の抗菌治療を可能にしたベピオゲル


一方、ベピオゲルは、活性酸素の
フリーラジカルが細胞膜や酵素、
DNAなど複数の器官を物理的に破壊する為
薬剤耐性菌が出来にくいとされていて


実際に、欧米ではニキビの治療薬として
40年以上使用されていますが、
ベピオゲルに対する薬剤耐性菌の報告は
1件もなかったらしいですよ!!


耐性菌が問題にならないベピオゲルにより
長期間の抗菌治療が可能になった
という結果も残っています(^^)/


◇副作用について


ペピオゲルは、おススメではあるのですが
副作用も4割近くの方が出ているという
事もあるので、副作用を最小限にする
使用方法も覚えてください。


基本的には、1日1回の使用だと思いますが
紫外線が当たると、副作用症状が
酷くなる場合があるので、夜がおススメです。


顔以外のニキビにも使用する事は出来ますが
有名なディフェインゲルと同じように
粘膜には使用出来ませんので
目の周り、唇・鼻付近には薬が
つかないようにしてください。


ベピオゲルを使用した部位に強い紫外線が当たると
乾燥・刺激感などの副作用が
みられることがあるので、強い日差しは避け
日焼けランプの使用や紫外線治療は
行わず日焼け止めクリームや
日傘の使用をおすすめします。


◇漂泊作用に要注意!

さらに、過酸化ベンゾイルには
漂白作用がある為、衣服やタオル
髪の毛に付くと脱色を
起こしてしまう事がありますので
使用する際は薬が患部以外に付かない様に
ご注意ください。


最後に、使用後は必ず手を洗い
手についたペピオゲルをしっかりと
落としてくださいね(^^)



副作用を軽減するポイント


ペピオゲルは、使用開始1ヶ月以内で
副作用が見られることがありますが
使用していくうちに症状が軽減する事が多く
強い異常が出た場合でなければ、
お肌と相談しながら、使用を継続してみてください。


あまりに酷い場合は、医師に
ご相談くださり、適切な対応を
していただいてくださいね。


また、副作用を軽減するポイントとして
優しい洗浄、しっかりと基礎化粧品で
保水、保湿ケアを行う事です。


ニキビ治療に効果があるものは
お肌への刺激が強いお薬も多いので
綺麗に洗顔した後、治療薬を取り入れながらも
基礎化粧品のケアは怠らずに
行ってください!


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