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  • 2023/06/23
  • ひとこと美容講座

ひとこと美容講座「レチノール」

今回のテーマは「レチノール」について。

2022年に「話題の美容成分」としてばずった「レチノール」。あなたはご存じですか?

レチノールとは何かというと、「ビタミンA」の一種です。ビタミンAは私たちの体に存在している成分で、肌を健やかに保つ役割があります。


働きとしては、


・新陳代謝を亢進させる

・ヒアルロン酸を産生する

・コラーゲンの密度を高める


これらが行われることでどうなるかというと、


・しみ

・シワ

・たるみ

・毛穴の開き

・ニキビ

・ニキビ跡

などに効果が期待できるため、人気の成分となっております。


日本でも2017年に「医薬部外品成分」の「抗シワ成分」として認定されています。


そんな人気のレチノールですが、「攻めのケア用」のレチノールと「守りのケア用」のレチノールがあります。

簡単にまとめると、


「攻めのケア用」→効果も高いが刺激も強い


「守りのケア用」→紫外線防止効果がメインで刺激もゆるやか


となっています。

レチノールには副反応がある

効果が期待できるレチノールは、効果が高いものほど副反応が起こるケースが多いです。ビタミンAが不足している状態の肌にビタミンAを補給する為、肌が対応しきれず「ひりつき」「赤らみ」「乾燥」「皮むけ」などの反応が出てきてしまう事があります。


そのため、「攻めのケア」と言われているレチノールは、化粧品に配合する事は出来ず、医師の監修のもと使用する事と定義づけられています。


名称は「トレチノイン」と言います。トレチノインはビタミンA誘導体の成分です。


レチノールの約50~100倍もの効果があると言われていて、海外では積極的に利用されています。


美容皮膚科で取り扱っている印象が強く、一部の皮膚科でもオリジナル調合したトレチノインが処方されています。


ただ、レチノール初心者の方にトレチノインは強すぎる事もあります。


じゃあ、レチノールを始めるにはどうしたら良いのかについてお話していきますね。

レチノールを始めるときは慎重に。

ポイント1

使い始めた数日は、1日おきから使用してみましょう。


市販で売られている化粧品に配合されているものは刺激が抑えられたものが多いですが、それでも肌が敏感な時や初めて使うときは副反応が心配なので使ったら1日~3日様子を見る。を行うようにしましょう。

ポイント2

パッケージをチェックする


パッケージとはレチノールが配合されている化粧品などの容器の事です。

何故かというと、レチノールは酸化しやすい成分なのでチープな容器だと効果が半減してしまう事が懸念されるので、どんな容器に入っているかもチェックするのが大事です。


それと共に、直射日光や温度にもとっても敏感なので、冷暗所を保管場所としてあげましょう。


ということで本日の一言。


今回はこの辺で終わりにします^^


何かご相談があればこちらからご連絡くださいね^^お待ちしています。


ドクターRe9 加藤